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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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二泊三日 大阪・京都旅行 野球観戦付き vol.2

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先週からの続きです。

イメージ 12017.4.29 土曜日、二日目。
ホテル東横インでの朝食から。
なんと、あの驚きの値段(一泊4750円)で朝食は無料サービス。
しかも食べ放題ときている。
もちろんおかずの種類はそんなに多くはないが。

しかし、味噌汁やジュース、コーヒーなども付いていて、もはやこれ以上何を望むのかといった充実の内容。
しかも美味しい。
いわゆる三ツ星的な美味ではなく、家庭的な優しい味の美味。
何でも聞くところによると、まだ暗い内から従業員さんが仕込んでくれているらしい。
手作りのあったかい味。
感謝、感激。

イメージ 2また、自販機などでは、市販のコンビニより安い値段でジュース、水類が販売されている。
これも東横の経営美学の一つらしく、高級ホテルのような行き届いたサービスが出来ない代わりに、お客さんにホテル内で存分に寛いで欲しいと始めたサービスらしい。
普通のホテルでは手間代を入れて市販より高い値段で売られていることがほとんどだが。
ここでは逆で、一本百円でジュースが売られている。

イメージ 3このように、一つ一つ見ていくといかにこのホテルが顧客満足のために運営されているかが分かってますます好きになっていく。
ホント、志の高いホテルなんです。
でも値段は安い。
このホテルが人気の訳が分かります。

さて、ホテルでの優雅な朝を楽しんだ後、この日は大阪中之島へ。
ホテルからはすぐ近く。
緑の豊かな水のきれいなところ。

イメージ 4一帯には、証券取引所や、中之島公会堂、フェスティバルホールなどがある。
しばし散策の後、ここから出ている水上バスに乗ることに。
片道四十分で大阪城に。
1320円。
もちろん往復も利用可能で、その場合、舟に乗る時間も増えて料金も少し上がることになる。

船は全席指定でテーブル席と普通の席とがあった。
イメージ 5筆者達家族は運よく、テーブル席に座れることに。
中之島は江戸時代から経済の中心地だったらしく、当時は蔵屋敷がずらりと立ち並んでいたそう。

川沿いをゆっくりと船で下っていると、沿道から手を振ってくれる人多数。
負けずにこちらも手を振りかえす。
♪「汽車の窓からハンケチ振れば、牧場の乙女が微笑み返す」
思わず歌の文句を口ずさみたくなるような、そんなひととき。

イメージ 6水面から見る大阪の街の景色はまた格別。
途中、低い橋げたの下を通る時には、舟の天井が下がってくる。
見所は造幣局、大阪砲兵工廠などなど。
特に造幣局などは桜の時期に来ると圧巻だそう。
また往路、水陸両用バスにも出会った。
さすが水都大阪。

大阪城に隣接する船着き場で下船。
大阪城は人でいっぱいだ。
ふもとでは、バーベキュー区域というのが設けられていて、そこでは皆楽しそうにビール片手に焼肉など、それぞれに飲み食いしていた。

イメージ 7昼食は大阪城のふもとの屋台で買った、やきそばとたこ焼き。
どちらも鉄板の大阪メシ。
特にやきそばは少し濃い目の味付けでガッツリと旨い。
さすが大阪、食い物に抜かりはない。
その後、大阪城の天守には寄らず(皆一度来たことがあるのと時間がなかったのとで)、大阪梅田へと引き返した。

梅田では、ルクア九階にあるブックカフェツタヤに寄った。
すでにスタバの方は満員だったので、ル・ガラージュと言う方の喫茶に立ち寄ることに。
イメージ 8チーズケーキセットを注文。

このチーズケーキがとても美味しかった。
皿にはフルーツや生クリームがふんだんに盛り込まれていて。
見た目にも美しい。
しまった、写真撮り忘れた、痛恨のミス。
気になる人は自分の目と舌でお確かめ下さい。

梅田でしばらく時間を潰した後、この日の、いやこの旅のメインイベント野球観戦へと向かう。
地下鉄で大阪ドームへ。
オリックスバッファローズ対ソフトバンクホークス戦、ナイターだ。

イメージ 9
ところで、この道中、面白かったのが地下鉄長堀線の発車ベルの音。
警告音なのだけれど、なんだか耳に心地よい独特の音響となっていた。
相当、研究したんだろうか。
あんな心地よい警告音というのは初めて聞いた気がする。

四時前、ドームに到着。
球場隣にあるイオンで時間潰し。
ついでにお菓子も仕込んで行く。

イメージ 10
球場にはすでに大勢の人が。
グッズ売り場などをぶらぶらしていると一時間くらいはすぐに経ってしまう。
五時前、席に。
三塁側、ベンチのすぐ上の良席。
父の名義でファンクラブに入っているのでいい席が取れたのである。
でもウチの父親はホークスファンなんだけどな。
しかし、その好きなホークスの試合をよりやすく見るために、九州より便のいい大阪に目を付けたというわけ。
でもまあ、ホークスの次に好きなのがオリックスというのもある訳ですけれど。

イメージ 11練習を観たり、それから三十分前には先発メンバーの発表、それから始球式と、球場に来ると試合だけではない前後の色々を楽しめるのが魅力。

この日は両軍とも、オリックスは近鉄時代のユニフォーム、ソフトバンクは南海時代のユニフォームで試合に臨む。
なかなかいいじゃないですか。
味があって。

イメージ 12先発は、オリックス岸田投手、ソフトバンク攝津投手。
攝津投手はこのところ球数が多い。
往時のストレートの威力がすっかりなくなっているせいだと思うのだが。
球威重視からコントロール重視へと転化しようとしているのだが今のところあまりうまく行ってないよう。
球に力がないから、審判の手も上がらないという悪循環。
この日もいずれも四球からピンチをつくり、三回までに六失点。
完全KOである。

イメージ 13ところで、攝津投手に対する各球団の攻略法を見ていると、とにかく最初はバットを振らずにボールを見極めてくることが多い。
攝津投手は微妙なところを付いてくるので、見送るとボールになる球がほとんどだからだ。
そこでカウントを悪くしたところで投げてくる甘い球を狙って、思い切り振りにくる。
これが大体、現在の各球団の攝津投手の攻略法のよう。
ここのところ、ほとんどこのパターンでやられている。

やはりストレートに力がない分、ボールの見極めもしやすいということか。
また伝家の宝刀シンカーも、ストレートに球威がない現在の状態ではいとも簡単に見送られてしまう。

イメージ 14そうなると逆に腹をくくって、思い切って初球からカウントを取りに行って、ピッチャー有利のカウントをつくるしかないのかもしれない。
ツーストライクとなってバッターを追い込むことができれば、得意のシンカーも生きてくるだろう。
そこまでどうやって組み立てていけるか。
真価が問われるところだろう。

対する岸田投手も一失点に留まりながらもどこかビリっとしたところがなく、両軍とも四回から継投に入る。

イメージ 15
回は進んで、七回の風船飛ばしの音楽も両チームとも、昔の球団歌(近鉄と南海の)がかかって面白い。
しかし、生で野球を見ていると色んな感情や心の動き、ひいては球場全体を覆う大きな試合の流れなどが肌に直接感じられて面白い。
試合は常に動いていて、生きているものなのだと。

結果は6-4でオリックスの勝ち。
最後土壇場の九回で、ソフトバンクは怒涛の追い上げを見せたが、前半の大量失点を挽回するには至らず、敗戦。
それまでにもチャンスは作るが、後一本が出ないという決定力不足に泣かされた。

イメージ 16オリックスファンの人には楽しめた試合だったろう。
筆者も思わず、にわかオリックスファンになろうかと思ってしまった次第。
でもまあそれは、ちょいと虫が良すぎますわね。

そしてホテルに戻る。
連泊だが、歯ブラシ、タオルの部類はちゃんと新しいのに取り替えてくれてあるし、シーツも清潔で新しいものに。
また次の日の朝食もメニューが微妙に変化しており、連泊しても飽きない工夫がなされている。

イメージ 17とにかく部屋が清潔。
東横の理想は昔の駅前旅館なのだそう。
なるほどね。
安くて清潔で安心感があって料理が美味しい。
ほんとその通り。

続く三日目は大阪でフリータイム。
筆者は梅田でぶらぶら。
ヨドバシカメラに寄ったり、グランフロントを覗いたり。
楽しい旅でした。


イメージ 18最高の宿と朝食を提供してくれた東横イン東梅田の皆さんに感謝。
安全運行に務めてくれた、水上バスの皆さんに感謝。
美味しかった大坂城のたこ焼きとやきそば屋台に感謝。
至福のひとときを演出してくれた梅田、ツタヤ書店及び喫茶に感謝。
最上級のプレーで楽しませてくれた大阪ドーム、オリックス及びソフトバンクの選手、関係者の皆さんに感謝。
大阪梅田の皆さんに感謝。
そして今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。


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