本日はスキーツアーの模様を。
七時五分過ぎに家を出発。
車で宇多津駅まで送ってもらう。
ところで最近何かと話題のバスツアーだが、今回の旅はいかに。
とりあえず今回は大丈夫なのだろうか。
何はともあれ安全運行をお願いしたいところ。
とは言うものの、普通に考えれば、あのような大きな事故の後は一種のアナウンス効果の影響で大抵皆慎重になるだろうから、ある意味今が一番安心な時期と言えなくもない。
一方で、大きな事故は続くとも言うが。
はてさて。
さあ、今年もいよいよ始まったぞ。
気になるお天気は出発地地元香川は曇り。
現地では朝早くの時間帯に雪らしい。
なお、事前の予報では現地は雨と出ていたので、念のため今回は通常のスキーウェアではなく山用のゴアテックスの雨合羽を用意していった。
手袋も山用の完全防水のやつを持ってきた。
そこから中国地方を縦に移動するわけだが、どういう訳か中国山地に入ってもしばらくの間、雪を見ない。
しかし、蒜山付近になるとさすがに路肩に雪が積もっているのが見受けられるようになった。
その蒜山SAで停車、十分間。
トイレを済ませて、自動販売機でコーヒーを買う。
これも旅の愉しみの一つ。
コーヒーはモカというのを注文したのだがこれが旨い。
200円。
最近の自販機のコーヒーの味は格段にレベルアップしてきているように思う。
なかなかに侮れない味である。
十時二十分頃スキー場到着。
現地はごく弱い小雨の模様。
これくらいの雨なら、通常のスキーウェアでも大丈夫なほど。
合羽持参はいらぬ心配だったか。
そしてゲレンデへ。
着くと大体十一時前。
食堂を見るとまだだいぶ空いている。
ということで先に食べて行くことに。
ここの食堂はちょっと早めに入って食べるのがコツ。
と言うのも正午頃になると混雑が凄く、食券を買うだけでも一苦労となるから。
900円。
カツは注文すると目の前で切ってのせてくれる。
何ということのない普通の味だが、奥の深い不思議と食べ飽きしない味。
いい意味で抜群の安定感がある。
ほぼ毎年食べる筆者のお気に入り。
お腹もくちくなったところで、そろそろ行きますか、今年の初滑り、にして滑り納め、あはは。
去年はスクールを受講してパラレルターンの入り口を学んだんだっけ。
でももうだいぶ忘れてるな。
去年習ったことを独力で磨き上げる年。
果たして憧れのパラレルターンは物になるのか。
滑ってみるまで分かりませんけど。
という訳で今年の初滑り開始。
感想は、久しぶりで正直怖かった。
と言うのも、筆者がいつも行く初級者コースには途中に二つほど勾配の急な斜面があってそこを通り抜ける時が怖いのである。
その反省をもとに二回目の挑戦。
一回目の急加速の原因はどうやら、右と左のターンの切り替えの時に一時的に板がニュートラルに戻る時間が長すぎて、そこで急加速していることが判明。
そこで左右のターンを素早く切り替えられるように、板の上での体重移動を少し大げさかなと思えるほどに大胆にしてみた。
ターンの切り替えがスムーズになり、途中で急加速するようなことはなくなって、完全にスピードを殺すことができた。
でもスキーって不思議だな。
私のような初心者には、上手にスピードを制御することが目標なのだが、かなり上手くなると今度はいかに速く滑れるかということを目指すようになるらしい。
いやはや、ホントに奥が深いものです、スキーって。
気持ちいいなあ。
その後は曇って小雨が降ったり晴れたりの繰り返し。
天気の心配は杞憂だったようだ。
それにしてもスキーというのは、その独特の間がいいと思う。
一滑りして下まで降りて、リフトに並んでそして乗ってゆっくりと上まで帰ってくる。
この間がいいのである。
もちろん何も考えずぼーっとただ山の景色を楽しむだけというのもアリだろう。
実に優雅な遊びである。
そして二時。
これも毎年恒例のソフトクリーム休憩。
ツアーの特典として付随していたコーヒー無料券を使って、コーヒーとソフトクリームの宴を。
350円。
コーヒーも本格的な味。
コクの強い味、いいねえ。
午後一時頃からは初心者向けのスクールが始まるらしく、そのあおりで午後からはリフトもだいぶ混雑する。
それ以前の正午頃などはがらがらだったのだが。
だから、ゆっくり滑りたい人には、昼食の時間をずらして正午頃のゲレンデを滑るのがおすすめかもしれない。
色々試してみたものの、残念ながら今年も憧れのパラレルターンはものにできなかったが。
でもターンのコツは呑み込めたので、もう近いところまでは来ていると思う。
来年、スクールを受講してみっちり研究を重ねてみたいと思う。
四時前、少し早めに切り上げて、これもツアーのクーポンに付いている無料入浴券を持って浴場のある大山ホテルへ。
宿泊客用の風呂だろうが、広々としていて気持ちがいい。
中に入ると湯気が浴場一杯に広がっていて何とも言えぬいい感じ。
お湯の温度もちょっと熱めで冷えた体にちょうどいい。
スキーの後はやっぱこれでしょ。
ついでに土産物も買って。
後は帰るだけ。
毎年そうなのだが、このスキーツアーが終わるとしばらくして暦の上の春がやってくる。
大体毎年、大寒中の土曜日を狙ってやってきているからだ。
すでに冬至から一ヶ月ちょっと、日の入りの時刻はかなり遅くなっている。
光の加減は微妙に色を変え、冬色から春色へと変化しつつある。
今年は皆さんにとってどんな年だったろうか。
どんな人にも等しくチャンスはある。
新しい年と新しい春を待ちながら、来年もまたここ大山で会おうではないか。
お互い良い年になるよう願いながら。
倦まず弛まず、積み重ねた一年を互いに持ち寄って。
安全運行に務めてくれたバス運転手さん、バス会社の皆さんに感謝。
最高のひとときを提供してくれた、大山スキー場の皆さんに感謝。
美味しい昼食とソフトクリーム、コーヒーの食堂、豪円山ロッジの皆さんに感謝。
道具と着替えの場を提供してくれたスキーレンタル屋さんに感謝。
温かいお風呂を用意してくれた大山ホテルの皆さんに感謝。
本日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。