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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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カメラエッセイ&ぶらり街歩きin高松

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本日は前半にカメラエッセイ、後半にカメラ片手にぶらり街歩きをお届けします。
なお、使われている写真は前半後半含めすべて、ぶらり街歩き高松篇の写真です。

イメージ 1最近、写真整理をしていて気づいたのだが、同じ一日の内に撮る写真の中で、まあ日にもよるのだが、例えば撮り始めの何枚かが過去の経験からして、まあこんな感じだろうと無意識の内に型にはめて撮影されている写真があるとする。

現実そのものより決まりきった形が優先されていて、特に目の前の被写体に心動かされて撮ったわけでもないそれらの写真は、後で見比べてみるとやはり今一つの出来なのである。

ところが撮影の興が乗ってきてカメラを操る手と、ものを眺める目がしっかりといわゆるカメラアイとなったその上で、心底から被写体に心動かされて面白い、面白いと言いながら撮った写真は何故か面白い。

イメージ 2もちろんそのように心動かされて撮った写真の全てがいいわけではない。
中にはもう一つなものもあるし、勢いが良過ぎて空回りしている作品もある。

でも形だけを踏襲して撮った写真の中にこれはいいと思う写真はまずない。
これは考えてみると不思議なことだ。

なぜならカメラというのは一から十まで科学の子で、同じ条件、同じ場所、同じアングルで同じ時に同じ物を撮ったら、理論上は同じ写真が出来るはずなのであるから。

イメージ 3
しかし実際はどうも違うようなのである。
どういうからくりかさっぱり分からないのだが、写真には写す者の心の動きが反映されるようなのだ。

いわゆる名作の「形」だけを再現してみても、そこに撮る者の心の動きやカメラアイがなければ、何かしら一味足りない写真となるようなのである。

かつて写真は複製芸術と言われ、絵画と比べると一回性のアウラがないと言われてきた。が、今私が思うのは写真にも実は強い一回性のアウラというべきものがあるのではないかということだ。
まあそれでも同じ一枚の原版から何枚もの複製が作れるという事実は動かないのだろうが。
でも不思議なとに写真がなぜか心の熱量をも映すというのはどうやら真実のようである。
これ、写真歴八年目にしての新たな発見。

イメージ 4続いてカメラぶらり街歩き。
今回は高松。

使う機材はカメラ本体、NikonD7000。
APS-Cサイズのセンサーを持つ中級機。
発売された当初には、軽い割には性能がいいと評判になった。
もう買ってから六、七年になるが幸いどこも悪いところがない。
この先どこまで持つのかしらないが、使える限り大切に使っていきたいと思っている。

レンズはシグマの24mm、F1.8 EX DG。
たしかフルサイズにも対応しているレンズだったと思う。
当時、色々見比べていた中でこのレンズが比較的安価だったので選んだ記憶がある。
イメージ 535mmの画角が欲しかったのだ。
APS-Cのセンサーに着けるとちょうど36mmの画角となるのである。

このレンズ少し重いのが難点だが描写はいい。
少し線の細い描写で、色味が独特。
特に曇りの日などにしっとりとした自然な色合いが出る。
わりにこってりとした色乗りが特徴のニコンレンズとは正反対の色の出方と言える。

今日はこの機材を持って高松を散策である。

イメージ 6九時五十分発の快速サンポート号で高松へ。
十時二十三分着。
昼飯までにはまだ間があるのでサンポート付近を散策。
するとやってましたサンポート広場で、ロハスパークという市を。

アクセサリーや家具、それに食べ物の屋台などが所せましと並んでいる。
中にはカイロプラクティックなんてのもあって。それでそこの店員さんに勧められるがまま体験してみた筆者。
一回、千円。

イメージ 7この筆者についてくれた店員さんが、しゃべりの上手い人で、しかも肝心の施術の技術、見立ての技術もしっかりしている人だった。
で、見てもらうとあちこち身体が、いがみまくっていることが判明。
性格と同じだな、あはは。

それで少し施術してもらうと不思議なことに足腰がすっかり軽くなってしまう。
普通に歩いてみてもそれまでと違って実に軽快。
しかしまあ、偉いもんだな。
恐るべき、カイロプラクティック。

その後、別の屋台で売っていたルービーを引っかけてほろ酔い気分で昼食へ。
イメージ 8昼は駅前の居酒屋「庄や」で。

松華堂弁当、950円。
それに生を一杯つけてもらう。
まず野菜の煮物がいい感じを出している。
そしておつくりも脂が乗っていて非常に美味。
からあげも旨いし。
言うことないじゃないか。
おかかご飯も味わいが深い。
うん、最高の昼食だこれは。

その後、三越方面に向けて歩きだす。
三越では草間弥生展をやっていた。
作品自体のインパクトもさることながら、まあしかし作品の下に付いているお値段のインパクトも強烈である。
少し大きい作品になるとゆうに1000万越え。
まいりました。
さすがですね。

イメージ 9さらに新館五階では神戸展もやっている。
神戸から服飾、靴、雑貨、おいしい食べ物の店がずらりと来店。
筆者は北海道のマルセイバターサンドにそっくりのお菓子を買って帰った。
なんでもオリーブが入っているそうで、味はマルセイバターサンドより若干淡泊で食べやすい美味しさだった。

それから三越を出て、商店街をぶらぶら。
靴屋に入ってみたり、紳士物のブティックで新作の秋冬物をチェックしたり。
無印にも入ったな。
一番街は最近空き店舗が目立つが丸亀町グリーンの方は人で賑わっている。

イメージ 10二時前、商店街のスタバに入ってお茶を。
持ってきた雑誌をゆっくりと時間をかけて読む。
至福の時間だ。

その後も商店街をぶらぷら流しながら、最後は宮脇書店本店で立ち読み。
商店街にくると必ずここには立ち寄る。
今、どんな本が売れているのか、多くの人に読まれている本は何なのか、入ってすぐの平積みをチェックするとそれがよく分かる。

そんな中、ビジネス書や最近ハマっている中谷彰宏さんの本を読んだりする。
小林正観さんの本も読んだし。
この時間も筆者にとっては至福なのです。

イメージ 11そしてそれから駅に戻り帰宅。
久しぶりにゆっくりと高松を楽しめた一日だった。
写真もいっぱい撮ったしね。
高松はよく来る町だか、改めてこうして撮ってみると、意外な発見もあったりする。
また機会があればぜひ。


安全運行に務めてくれたJRの皆さんに感謝。
楽しいひとときを過ごさせてくれたロハスパークの皆さん、カイロプラクティックの皆さんに感謝。
美味しい昼食の庄やさんに感謝。
至高のひとときを演出してくれた高松三越、草間弥生さん、神戸展の皆さんに感謝。
至福の時間を過ごさせてくれた商店街の皆さん、スタバの皆さんに感謝。
面白い本に出会わせてくれた宮脇書店さんに感謝。
そして今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。

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