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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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フォトエッセイ 七月一日

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本日は新たな試み、フォトエッセイを。
写真を主題にして文章をそこに絡めてゆきます。
なお、本文と写真の撮影場所は必ずしも一致しないことがありますのであらかじめお断りしておきます。

イメージ 1さて、今日持ち歩くカメラはフジフィルム社製のフラッグシップデジタルレンジファインダー機、X-pro2。
このカメラ、昔風のダイヤル式での操作がウリで、軍幹部にシャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤル、ISO感度ダイヤルがある。
絞りはレンズの絞りリングを回して合わせる。

もちろん、どのダイヤルにもオートが付いているので、だからISO感度を400に設定してフルマニュアルで撮れば、まるで往年の機械式フィルムライカを操るような楽しみ方もできる(ファインダーもライカと同じレンジファインダー)し、一方全てのダイヤルをオートに合わせれば今度は最新のコンデジ風、バカチョン風の撮影を楽しめると言うわけ。

イメージ 2まさに一粒で二度美味しいカメラなのだが、そこは現代のカメラ。
だから、レンズ側の絞りなどは三分の一段ごとの細かい設定が可能となっているし、ファインダーのブライトフレームも幅広い画角に対応している。
昔風と現代のいいとこ取りである。

ファインダーシステムも凝っていて、素通しのレンジファインダーと視野率百パーセントのEV
Fがレバー一つで切り替えられ、さらにはレンジファインダーの片隅にEVFの小窓が現れてレンジファインダーの弱点であるピント合わせをカバーするという新機能まで付いている豪華さ。

イメージ 3さて、そのカメラを手にやってきたのは高松のアウトドア専門店「ベースキャンプ」。
仕事用に使う夏用の下着を買いに来た。
最近は各社から夏用の下着が安く販売されているけれど、やっぱり本格的な機能を見ると山用のやつが一番いい。
ただネックは値段が高いこと。

吸湿速乾性の山用の肌着は去年買ったので今年買うのは、その下に重ね着すると汗の不快なべとべと感がなくなってさらりとした感触に保ってくれるというすぐれもの。
ファイントラック社という日本の会社の商品で、筆者が山登りのために製品を買い始めた十年ほど前からある商品だ。
ただ当時はまだ高嶺の花で、そういう製品があることはしってはいたが、実際に買うことはなかった。

イメージ 4
最近は夏の暑さが厳しくて、綿の下着を付けていると、とくに股間部が蒸れて、汚い話だが皮膚がただれてくることがあったので、試しにと思ってある時、山用の夏下着を着て行ってみたら、これがすこぶる具合が良かったのである。

筆者の職場は工場なので規定で作業着を着なければならないことになっている。
上は半袖だが下は長ズボン。
しかも夏冬兼用のやつだから真夏はけっこう厳しい。
特に、外の仕事で体力を使う仕事を週に一、二回任せられることがあるのだが、その時は大汗をかく。
その作業は一回やると体重が一キロくらい減っているというそんな作業。
その時に、山用の下着を着て行く訳である。

イメージ 5値段は高いが、健康と仕事の両立のためと思えば、まあ必要な投資だとは思う。

さて、今度は場所を高松のゆめタウンに移して。
とりあえず昼御飯。
ゆめタウン内にあるレストラン「大戸屋」で。

大戸屋と言えば浮かんでくるのが、以前丸亀町グリーンの大戸屋で食べている時に読んだ
大戸屋に来る客の感想文。
曰く、体の調子がもう一つという時や食欲があまりない時などに必ず大戸屋に来るとのこと。
そして大戸屋の食事を取ると体力が回復するし身体にも優しいと。

イメージ 6なんとなく筆者が大戸屋に対して持っていたイメージと全く同じだったので読みながら思わず膝を打ちたくなったのを覚えている。
とにかくこの大戸屋、味付けも濃過ぎず、量も適度で全てにおいて過剰なところがない。
昔の家庭料理のいいとこを上手く抽出して現代に再現したような感がある。

それともう一つ特筆すべきは、魚料理のメニューが多いことである。
最近でこそ様々な店で値段安めの魚料理が見られるようになったが、筆者が大戸屋を初めて知ったぐらいの頃には定食と言えば肉系がメインで魚を出す店はほとんどなかった。
魚を食いたければ、刺身などの高級割烹に行くぐらしいかなかった。

イメージ 7今はどうなのかしらないが、以前は魚より肉のほうが手間もかからず仕入れ値も安かったみたいで定食と言えば、とにかくとんかつかから揚げといった感じだった。

今日は魚料理は注文しなかったが、とても美味しい昼食だった。
大戸屋ランチ、699円。
鶏の竜田揚げとかぼちゃのコロッケが付いている、そして嬉しいのは何よりこの値段。
ご飯は麦ごはん。

それと今回行ってみてびっくりしたのは注文をすべてタッチパネルでするようになっていることだった。
慢性的な人手不足が囁かれている昨今だが、こんなところにもその兆候が現れているのかと改めて感じた。
もちろん機械だけじゃなく、店員の対応はよかったことも付け加えておかなくてはならないだろう。

イメージ 8さて、食後は下着繋がりで、今度は山用ではなく汎用の夏用下着を買うことに。
ゆめタウン高松の下着コーナーで。
山用の下着は値段が高いので数を持てない。
で二着くらいに抑えてここぞという時だけ着るようにして、その他の日に着るのに普通の夏用下着を求めるわけである。

一応、今回はグンゼの下着を買うことにした。
余談だが、筆者はこれまで綿のパンツではグンゼの製品を愛用してきている。
グンゼのパンツというと子供の頃に親から買ってむりやり履かされていた肌着ということであまりいいイメージを持ってない人も多いかもしれない。
筆者もやはりそうだったのだが、大人になってから改めて自分でグンゼの下着を買ってみたことがあってその時驚いたのである。

イメージ 9まず驚いたのは何よりその履き心地。
とにかく柔らかくてしっとりとしている。
今まで着てきたどの下着にもなかった究極の肌触りである。
そして何より特筆すべきはその丈夫さ。
少し汚い話になるが、五年以上前に買ったグンゼのパンツを今もまだ履いているのだが、さすがに最初の究極の履き心地の柔らかさはなくなってくるものの、生地の傷みというものはほとんど見られないし、ゴムの緩みなども皆無である。
恐るべき洗濯耐性の強さである。

ただ弱点は白色の製品しかないことで、だから長く履いているとどうしても股間部の黄ばみは避けられない。
だから白以外のグンゼはどうかと思って豊富なカラーバリエーションを展開しているヤンググンゼなども買ってみたが、こちらも履き心地は本家の製品に負けず劣らず良好だった。

イメージ 10とにかく、下着の履き心地や繰り返し履き続けられる生地の丈夫さを求める人がいるならグンゼの製品を一回試してみてほしい。
値段は高いが、一着ずつ売られている日本製のものが品質が高くていい。
長く履けることを考えればけっして高くはないはず。
それに何より大人の嗜みを支えてくれる良品だと思う。

で、グンゼの夏用下着買いました。
早速着て仕事に行ったけど快適でしたよ。
汗をかいても割にさらさらしてる。
まあ、買ってよかったです。

イメージ 11最後はゆめタウン高松内にある喫茶、「珈琲館」でお茶を。
珈琲とホットケーキを注文。

ここのホットケーキは店の一押しらしく、食べてみると確かに旨い。
何が違うのか具体的には分からないのだが、何だか旨いのである。
甘みも程よく、柔らかさも適度。
中庸の徳というのか、全体のバランスが取れていて全てのクオリティが高い。
で値段も安い。
確か、一枚で290円だったか。
メニューを見るとケーキなどよりも安いのである。
で美味しいのだから言うことなしである。

イメージ 12珈琲も美味かったな。
まあ、なんやかんやで楽しい一日でした。


素晴らしいカメラを作ってくれたフジフィルムの皆さん、それを売ってくれたカメラのキタムラさん、ありがとう。
厳しい夏を乗り越える山用下着、ベースキャンプさんに感謝。
美味しい昼食、大戸屋さんに感謝。
最高の夏用下着に出会わせてくれたゆめタウン高松さんに感謝。
今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。

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