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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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香川坂出ツーデーウォーク

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本日は地元香川のウォーキングイベントへの参加報告を。

イメージ 12017.4.2 日曜日、「讃岐うどんつるつるツーデーウォーク」。
つい三週間ほど前にも倉敷ツーデーマーチに参加した筆者だが、なんとここ地元香川にも同じようなツーデーマーチがあると聞きつけて駆け付けてきた次第。
こういうのがあるというのは実は以前から知ってはいたのだが、ここまで縁がなく今回が初めての参加となった。

ちなみに大会は四月一日、土曜と四月二日、日曜の二日間に渡って開催される。
コースは、35㌔、20㌔、10㌔、5㌔の四つで、どのコースとも二日間で違うコースが楽しめるようになっている。
イメージ 2参加費は事前申込みで1800円、当日申込みなら2200円。
二日間通しで参加しても一日だけでの参加でも値段は同じ。

筆者は今回10㌔のコースに参加しようと思っている。
受付開始は朝の六時から、出発式は八時から、歩き出しは八時四十分からとのこと。

当日朝は、これ以上はないというくらいの気持ちのよい晴れ。
が、予報では昼前から曇ってきて、にわか雨の可能性もあるとか。
まあ、確率は低いようだが。
イメージ 3歩き終わるまでなんとか天気が持ってくれれば。
お天気の神様、よろしくお願いします。

朝六時五十七分の電車で会場となる坂出駅へと向かう。
起床は午前五時四十分頃。
七時十二分に坂出に着く。

会場に着いたら、当日申込みを済ませ、ゼッケンなんかを付けたりした後、出発式までしばらく間があるので、駅中にあるパン屋さんでコーヒーを飲む。
イメージ 4多度津駅にもあるJR系列のパン屋さん、ウイリーウインキー坂出店がそれ。

珈琲を単品で頼むと、なんとサービスでパンが一切れ付いてくる。
うれしいじゃないですか。
で、このパンがけっこうウマい。
さすが、パン屋さんという面目躍如の一品。

珈琲も美味しく、これで三百円は安いなと満足なひとときを過ごす。
来た客をいかに喜ばすかだけを常に考えている粋なサービスと値段に感動。

イメージ 5八時、出発式が始まる。
全国各地から宣伝にやってきたご当地ウォーキングイベントの紹介なんかがあった後、皆で準備体操を。
この時は、日が照ってなかったのでなんとなく少し寒かった。
そのあと日射しが戻って少し暖かくなったけど。

それからコースの詳しい説明があった後、まずは20㌔コースの出発が。
その十分後に我らが10㌔コースの出発がある。
出発の前には善通寺から来たという龍神太鼓の演奏があった。
これが凄い迫力で太鼓の音がずしんずしんと腹に響いてくる。
そんな太鼓の演奏で気合が充分に乗ったらさあ、出発だ。

イメージ 6
八時四十分、10㌔コース、定刻通り出発。
出発してからしばらくは、駅の南側を歩く。
いつも坂出駅というと車で来る場合、北側から来るだけなので、この駅の南側と言うのが歩いていて実に新鮮。

それに坂出自体が車でピンポイントで訪れるということがほとんどで、街中をゆっくり歩いて回るなんてことはほとんどない。
今回はそれが出来るいい機会なのである。

それからしばらく、鉄道の高架沿いに西進。
二、三十分ほど歩くと、県道三十三号線の宇多津との境目のところに出てくる。
イメージ 7
坂出に行く時、いつも車で通り過ぎる所だな。
そこから東へと向きを変えて、一路聖通寺まで。

恥ずかしながら、このお寺に来たのは今回が初めて。
地元だと逆にわざわざ来ない、というと言い訳になるか。
何十年も香川に住んでいながら、とほほである。
寺の名前がそのまま山の名前になっているそんな山の中腹に位置するお寺で真言宗のお寺とのこと。
御本尊は薬師如来。

イメージ 8今日一日の無事を祈ったら再び出発。
交差点や道の分岐には、交通ボランティアの方々が立っていらして、誘導したりしてくれるので安全対策はばっちりで道迷いの心配もほとんどない。

また、大会自体の参加者の数は倉敷ツーデーマーチに比べるとかなり落ちるのだが、逆に言うと手作り感が味わえて、手厚く温かみのある運営に直に触れることのできる魅力があるとも言える。

ただ参加人数が少ないので、筆者のように写真を撮りながらとか、原稿を書きながら進んでいるとあっという間に列の最後尾になってしまうのが難点と言えば難点か。
イメージ 9それでも、列からかなり遅れてもボランティアで一緒に歩いてくれているアンカーさんは、かなりゆっくり目で回ってきてくれているのでそんなにすぐにどうこうということはない。
焦らずゆっくり回っていってもまだ十分に余裕はあると思う。

聖通寺を出るとそこからは本格的な山道。
コースの中に、こんな風に山歩きが入っているコースと言うのは珍しいのではないだろうか。
標高は120mくらいのものらしいが、それでも十分に山の風情を楽しめる。

イメージ 10一人、山道を歩いていると、ウグイスの声が聞こえてくる。
上手く鳴けているのもあればそうでないのも。
やっぱり山はいい。
ちょうどお日さんも照ってきて、登り道の負担と合わせて体が心地よく火照ってくる。
何だか極楽気分である。

しばらく歩くと頂上。
ここからの眺めがまた素晴らしい。
頂上には結婚式場がある。
イメージ 11サン・アンジェリーナとか言っていたな。
カフェなんかも併設されていて、かなり洒落たスポットとなっている。
ここは恋人たちの聖地だとかで、至るところに南京錠がかけてあった。
まさに地元里山の隠れた穴場。
この山がこんな風になっていたとは今回初めて知った。
また一体は桜の名所でもあるそうで。
いいじゃないですか。

絶景を眺めながら一休みした後、下山。
ゆったりと山を下っていると、塩竈神社や善光寺四国支部などの名刹が。
イメージ 12まさに信仰と自然と人工の娯楽とが全て一つの山の中に揃っている理想的な里山。
今度から筆者の山歩きコースの一つにここを入れてみたい、と本気で思った。

下山すると、今度は浜街道沿いの緑地帯の中を歩いて坂出中心部へと帰っていく。
ここも車で通る時、いつも横目で見ている場所だ。
実際に歩くのは今回が初めてのこと。
一体は鬱蒼と緑が茂っていて、車でその横を通る度、ウチの母親などは、女一人で歩くには気色悪げな所やな、と言っていたけれど。

イメージ 13実際に歩いてみると、中は意外なほど手入れが行き届いていてほどよい明るさがあって歩きやすかった。
散歩道としては最上級の部類に入るだろう。
ここも初めて体験した穴場スポットだと。

そしてその緑地帯を抜けると坂出の港へ。
そこから南へ向かうと商店街。
ここの商店街もだいぶ寂れていて、御多分に漏れず大半が廃業中のシャッター通り。
がそんな中でもどっこい頑張っている店もある。
そんなこんなを眺めながらの歩き旅。

イメージ 14そして商店街を抜けたら、ゴールは間近。
午前十一時四十分、10㌔コース完歩。

ゴールすると、うどんが一杯、無料で振る舞われる。
これがうまいんだ。
出汁の利いた、コシのあるうどんは最高。
歩き疲れた体にもやさしい一品。

歩き終わってみると、当初心配された天気は何の問題もなかった。
天の配剤に感謝、感謝。
イメージ 15最高、最高、大満足の三時間超でした。


安全運行に務めてくれたJRの皆さんに感謝。
最高の大会と皆の安全を保障してくれたツーデーマーチ関係者の皆さん、ボランティアの皆さんに感謝。
至高のコーヒーとパンのひととき、ウイリーウインキーの皆さんに感謝。
〆のうどんのお接待に感謝。
今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。

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