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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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競馬G1 宝塚記念

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本日は競馬観戦記の模様を。

イメージ 52016.6.26、日曜日。
まずは電車に乗って高松へ。
十時一分発の普通列車。
四十五分ほどで高松に着く。

さて勝負の前にまずは腹ごしらえ。
今日は何を食べようか。
現場付近で色々調べていると、サンポート高松三階に新しい店ができている模様。
その名もTMチキン。
高松チキンの略らしい。

イメージ 1値段も手頃だし、何より鶏肉は筆者の大好物。
という訳で、チキン南蛮セット780円を注文。
ちなみに開店は十一時から。
まだ開いたばかりだ。
どうやらこの日一番目の客らしい。

店内はそれほど広くはない。
ので、とりあえずカウンター席に座る。
ランチメニューは他にもたくさん種類があって全部で十一種類ほどあるようだ。
全部鶏肉絡み。
から揚げセットだとさらに安くてなんと680円。
びっくりの値段である。

イメージ 2十分程してお料理が運ばれてくる。
思ったよりボリュームは少な目。
肝心のお味は。
鶏南蛮は揚げたてで少し酸味の効いた独特の桃色のソースが美味。
さすがに鶏専門店だけあって旨いのなんの。
ちなみにソースの桃色の正体は刻んだしば漬けだそう。
後、ごはんが白飯でなく鶏飯になっているのも特徴だろう。
しかもおかわり無料。
値段から考えると嬉しい限り。

イメージ 3スープは一鶴なんかで出てくるような透明な鶏スープ。
ほどよい塩味が聞いていてこれも乙な味。
気軽に食べられる値段がここの特徴かと。

ただ一つ全体の印象として気になったことを。
それはやはりメインの皿のボリューム感。
なんとなく出てきた時に、780円ならこれくらいのものでしょ的な雰囲じが皿の周辺に漂っていた。
人は、料理のコスト意識に感動するのではない。

イメージ 4目の前の客をただひたすら喜ばせたいとか、どうしてもこれを食べて欲しいとか、コストの外側にある店主の情熱に心打たれるのが客という生き物なのである。
然り、感動を追い求めると客は付いてくる。
逆にコストを追い求めると客は離れて行く。
皮肉なことに、儲けを出そうと思ってコストの計算に夢中になればなるほど、肝心の客からは見放されてゆくのである。
だから生き残りたければ、コストではなく感動を追及しなけはればならない。

そうすると、今の時代なら、口コミで店の評判は広がって行くだろうから、店の将来は安泰となろう。
少し厳しいことを書いてしまったが、今後はそこら辺りのところを少し考えて欲しいと思う。
ただ味などは問題ないレベルだったから、後は全体的な値ごろ感の問題だけを修正すればということで。

イメージ 6さて、食後しばらく時間を潰した後、駅前から出ている無料送迎バスに乗り込む。
十一時五十五分発、三十分ほどで場外馬券売り場に着く。
行くと東京は6レースの発売中。
と思っていたら、そうかうっかり、今日の宝塚記念は阪神でのレースだったんだ。
いつも来るG1はほとんど東京での開催だったから、無意識の内に東京の方を見てしまっていた。
危ない、危ない。

で気を取り直して阪神のレースから。
6レース出走が十二時五十五分なので、その6レースから買い始めることに。
メインの11レースまで都合六つのレースでの勝負。
さてどうなりますことやら。

イメージ 7
まずは予想紙購入。
競馬ブック、500円、毎度お馴染みですね。
気合を入れて買った初戦はきれいに散りました。
とほほ。

続く第七レース、一着二着にどちらもマークしていた馬が入る。
おお。
しかし組み合わせの問題でその馬券は買ってなかった。
なんと枠連で5600円の配当。
あいたたっ。
決して取れない馬券ではなかった。
まあしかし現実はこんなものか。

イメージ 8その後、お安いのが一本来て、今日は典型的な負けパターン。
あの5600円の馬券を惜しくも外した時が今日のピークだったか。
つくづく、逃した魚は大きいなと。

気を取り直してスイーツに。
二階カフェテリアでプレミアムソフトのバニラを、ホットコーヒーと合わせて。
で、このソフトクリームが旨かったんですっ。
350円と少しお高いのだが、それに見合った価値はある。
ミルクの味が濃い。
珈琲も美味しくて、思わず負けも忘れる? ワケないか。

イメージ 9その後も鳴かず飛ばずで、メインの11レースへ。
一年の上半期を締めくくる大レース、宝塚記念。
いよいよやってきたな。
買い方はいつも通りの枠連での三点買い。
勝負の前に、なぜこの買い方にこだわるのか、少し説明をすると。

筆者の場合、どちらかというと馬券購入で金銭面において勝つというより、自分の予想が当たるという方が嬉しいというのがある。
だから、購入の時はオッズを見ないで買う。
見ると大抵、判断が狂うからである。
つまり、今から買う馬券が安かろうが高かろうがお構いなしに信じたものだけをただひたすら買うのである。
それで負けるなら仕方ないというスタンス。

イメージ 10それに最初から全額取られてもいいように計算して、ダメージの残らない額しか賭けないようにしている。
筆者の場合、それは映画一本分の値段、大体1500円から1800円と言ったところ。
つまり1レースあたり300円ほど。

だから枠連の三点買い。
これが一番遊べる上に安く買える馬券なのである。
連勝複式なのもいい。
わざわざ裏を買い足さなくていいから。
それに枠で買うとマークしてない馬が買った枠の中に入っていて星を拾うといった幸運もある。
現にそれでこれまで何度か馬券を取ったことがある。

イメージ 11まあ、とは言っても、金が増えると嬉しくて減ると哀しいというのは人並みにはありますけどね。
ただ、それのみに囚われて、競馬すなわち賭け事が本来持っている豊かな面白み楽しみというのを台無しにしたくないというのもある訳で。
そんなこんなで、無駄話をしている間に決断の時が近づいてきた模様。

パドックを見ていて気になった馬から。
一枠二番、アンビシャス、三枠五番シュヴァルグラン、二枠三番北産ブラック、四枠八番ステファノス、五枠九番ドゥラメンテ。
このレースに対するブックの御託宣は「順当」。

イメージ 12ドゥラメンテが本命でキタサンブラックが対抗というのがブックの予想。
そこで筆者の予想。
まず死角のなさそうなドゥラメンテを軸にして残る対抗の部分で遊んでみようかと。
でその対抗馬だが、キタサンブラックを取るか捨てるか悩ましいところ。
このところ好調な馬だそうだが、そんなに連勝が続く訳もないとも思うし。

一方で気になるのが、アンビシャス、シュヴァルグラン、ステファノスと言ったところ。
特にアンビシャスは調教の内容が良かったらしく、上向き矢印が。
シュヴァルグランは素質はあるが結果に恵まれてない馬らしく、そろそろ爆発してもよさそうにも思える。

イメージ 13という訳でここは自分に素直にその気になる三頭で遊んでみることに。
1-5、3-5、4-5の三点でどうだ。

そしていよいよ本番、レース開始。
まずハナを切って、キタサンブラックが逃げる。
でもいわゆる大逃げというやつではなくて、抑えの効いた渋い逃げ。
充分に勝ちを狙いに行ける巧みな逃げ方。
鞍上は武騎手、やっぱり上手いなあ。

ドゥラメンテは後方からの競馬。
少し最初の位置取りが悪いのが気になる。

イメージ 14そして三角を回って四角へ。
ドゥラメンテも上げてくるが、いかんせん後ろからなので苦しい。
一方キタサンブラックは未だ軽快に首位を走っている。
そして最後の直線、なんと追い込んできたのは牝馬のマリアライト。
牡の強豪二頭を抑えて首位に立った。
場内騒然。

キタサンブラックは逃げ粘って三位、ドゥラメンテは追いこんで二位に。
いやあ、しかしなんとも凄いレースになったな。
だけど、勝ったのがマリアライトとは。
もちろん筆者はノーマークの馬。
馬を見る時には虚心で見るよう心掛けてはいるつもりだが、いつの間にか筆者の目も曇っていたようで。
新聞の印に随分惑わされていたのだろう。
この大波乱をわずかでも予想できなかったのは至って残念。
まだまだ修行が足らんですな。
反省。

イメージ 15ま、でもマリアライトの感動の走り、大いに感じ入りました。
競馬に絶対はないと言うけれど。
まあ、今度は秋にリベンジですな。


安全運行に務めてくれた鉄道関係者の皆さんにありがとう。
美味しい料理を提供してくれたTMチキンさんに感謝。
最高のレースを見せてくれたJRA並びに関係者の皆さんにありがとう。
高松場外馬券売り場の皆さんに感謝。
そして今日も最後まで読んでくれたあなたりありがとう。

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