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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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東京 鎌倉二泊三日旅行 vol.2

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先週の続きです。

イメージ 1夕食後はホテルへ。
今宵の宿は品川プリンスホテルNタワー。
必要にして十分な広さのすっきりとした部屋。
サービスもいい。
後、ホテルの近くには様々な店舗の入ったビルが複数あって、買い物にも食事にも困らない。
しかも駅から歩いて一、二分の距離。
今回はここに二泊する。
よろしくお願いします。

イメージ 2夜はぐっすり寝て翌朝。
朝は無料の朝食を。
ホテル十七階のレストランで食べる。
インテリアがおしゃれなレストランで高級感がある。

料理は洋風のバイキング形式。
全部で十種類ほどのメニューがあるだろうか。
ドリンク類も充実している。
そして何より味がいい。

イメージ 3しかし気になったことが一つ。
皿やコップ、スプーン、フォークの類が全て使い捨ての品ばかりなのである。
だから食べ終わった後のごみの量が半端ない。
まあ、洗う食器が多いとそれだけ従業員の負担になるのだろうけど。
何とも悩ましい、難しい問題だ。
でも、美味しかったけどね。
ありがとう。

イメージ 4今日、二日目、五月四日は皇居の一般参賀に行く。
山手線に乗って東京駅まで行くと、もうすでに大勢の人が。
まず皇居の外側、入り口の前で列に並ぶ。
二、三十分待ったかな。
そこから中に入る際に、荷物検査と身体検査。

でようやく中に入れるのだが、ここでも再び列に並んで待つ。
ここでだいぶ待ったな、二時間くらいだったか。
そしてやっと順番が来ると正門をくぐって二重橋を渡ることができる。

イメージ 5二重橋を渡るとそこは、テレビなんかで見慣れたあの会見場。
いやあ、感動だな。
待った甲斐がありました。
しかし、ここまで歩いてくる道中の緑がきれいだったこと。
皇居の緑は本当にきれい。

会場に入ってしばらく待つ。
十二時ちょうど。
新天皇さん御一族の登場。
後ろの方に陣取っていたので、小さくしか見えないが。

イメージ 6でも生で見るとやっぱり感慨深いものがありますね。
それに遠目に見ると女性皇族さん達のドレスの色がとてもきれいに見える。
皆さんそれぞれ違った色をお召になられていて、そのドレスの色の鮮やかさだけは、遠く離れていてもしっかりと目に焼き付いた。
きっとそういうところまで計算されてああいう衣装をご選択になられているのであろう。
その後の新しいお天子様のお言葉も簡潔で的を得ていて立派なお言葉であらせられた。

イメージ 7今日は来てよかった。
大満足の四時間弱でした。

その後、少し遅めの昼食。
東京駅近くの丸ビル五階、カフェ「トリコロール」で。
カレーセットを頂く。
ちょっと酸味の効いた凝った作りのカレー。
チーズがとろとろでよく伸びる。
ライスはサフランライスだろうか。

イメージ 8その後、午後は新宿に出て、ヨドバシカメラとマップカメラを回る。
ついでに京王百貨店なんかにも寄ったりして。

夜は再び品川に戻って、夕飯にはラーメンを。
品川駅ガード下にあるラーメン屋七軒が集まった一角で。
「玉」という店に入る。
つけめん、950円を。
魚介系の濃厚なダシに特製の太麺。
濃い目の味のつけだれに太い麺がよく絡んで美味しい。

イメージ 9生中にハイボールも頂いて。
店員さんは外国人とおぼしき女の人。
しかしまあ偉いものである。
はるか異国から来て、今やすっかり裕福になった日本人が嫌がる現場の仕事を頑張っている。
未来はああいう人達のものなのだろう。
がんばれ。

三日目の朝。
イメージ 10ホテルの無料バイキング。
昨日とは微妙にメニューが変わっている。
うれしい気遣い。
いいね。
ところで、ここで働いている女性のスタッフさんがよく働く人で見ていて実に気持ちいい。
きびきびとした動きに爽やかな挨拶、機転の利く対応、丁寧な接客。
いい朝だ。

イメージ 11三日目、五月五日は鎌倉へ行く。
品川からJRで五十分ほど。
鎌倉駅で降りたらそのまま江ノ電に。
長谷駅まで行って長谷寺に。
江ノ電の駅舎は味があってローカルな雰囲気。
緑の多いゆったりとした鎌倉の雰囲気にぴったりだ。

江ノ電に揺られて、五、六分。
長谷に着く。
参道を歩いてお寺さんへ。
イメージ 12参道は両側にお土産物屋さんがいっぱい。
ちょっと由布院なんかと雰囲気が似ていると思った。

長谷寺は新緑がきれいで、こんなきれいな庭見たことがないというくらいにきれいだった。
京都なんかのきっちり人の手が入った人工的な庭よりは少し緩めの、緑の勢いを殺さない程度の手の入り方をした庭という感じ。
でも細部まで神経が行き届いていて。
御本尊の観音様も大きくて立派。

イメージ 13
その長谷寺から歩いて六、七分のところに鎌倉の大仏さんがある。
ここも緑がきれいだ。
しかし間近で見る大仏さんはやはり大きい。
手持ちのカメラで大仏さんを撮ると、なんとカメラが勝手に大仏さんに向かって顔認証した。
あはは。
言われてみればたしかに「顔」だわな。
しかし、何だか失礼なカメラではあるような、ないような。
天気はよく初夏の陽気で、着てきたジャケットが少し暑い。

イメージ 14その後、由比ヶ浜に出る。
サーフィンをしている人がちらほら。
しかしここら辺りはなんだか全般におしゃれだな。
置いてある自転車なんかもしゃれた作りのものばかりだし、サーフボードを小脇に抱えて歩く人達もどこか垢抜けている。
小路の脇の一般住居もなんだか小粋なのである。

その後、駅前に戻って「長谷食堂」さんで昼食。
生しらすと釜揚げしらす、刺身がのった「あじさい丼」を注文。
イメージ 15味噌汁とサラダが付いている。
今回、生しらすというのを初めて食べた。
ねっとりとした舌触りでとろみがあって絶品。
もちろん、生臭さなどはみじんもない。

釜揚げしらすも安定の美味しさで、適度に効いたわさびの風味が心地よかった。
刺身も旨く、昼から贅沢な食事であった。

イメージ 16食後は江ノ電で鎌倉駅まで戻って、鶴岡八幡宮へ。
ここの参道も両側にお土産屋さんがいっぱい。
しかし長谷寺のそれとはまた違い、規模も大きく人出もすごい。
神社まで寄り道しながらの道中。
普通に歩けば、徒歩十分か十五分のところを一時間から一時間半かけて、参道の付近のお店に寄りながらのお参りだ。
しかし魅力的な店が多い、さすが鎌倉。

やっと到着した鶴岡八幡宮は言わずと知れた源氏の氏神様。
イメージ 17まあ大きくて立派な神社である。
本殿階段下の舞台では、お神楽をやっていた。
母の言うところによるとその舞台は、その昔、義経の前で静御前が舞いを舞ったその舞台ではないかとのこと。

最後の大階段を登りお参りを済ませる。
ここもやはり緑がきれいだ。
一体に鎌倉は、住むのにはいいところなのだろう。
ちょうどいい具合に街の開発がなされていて、だから自然も割と残っていて、そのバランスが絶妙なのだ。

イメージ 18しかし関東圏の人出と言うのは関西やその他の地方と比べると一桁違うような感じである。
これは以前、川越に行った時も感じたことだが。

参拝の後は、神社から下ってきて、路地を一本入った中に佇む隠れ家的な喫茶店で一服、「ビーコーヒー」で。
旨いコーヒーをいい器で飲むという、ある意味理想的な喫茶店であった。
ケーキも美味しく、チーズケーキのチーズの味が濃厚だった。

イメージ 19さてその後はしばらく鎌倉を散策して帰途に着く。
帰り、なんとウチの父親が、飛行機の搭乗に必要なQRコードが書かれた紙をホテルから実家に送った宅配便の中に誤って入れてしまっていたことが判明。
あわててANAに電話すると、運転免許証があればチケットを再発行してくれるという。
航空会社さんの機転に助けられたわけだが、あの事態が発覚した一瞬の背中の辺りに感じた嫌な汗は忘れられない思い出になった。

イメージ 20羽田で夕食を摂り、夜八時発の飛行機に乗って無事帰着。
楽しかった旅も終わった。
また明日から仕事がんばるぞ。


優雅なる一夜と美味しい朝食、品川プリンスホテルNタワーの皆さんに感謝。
新天皇さん、並びに皇族の方々に感謝。
宮内庁、警察などの一般参賀の関係者の皆さんに感謝。
イメージ 21美味しいカレーのカフェ、トリコロールさんに感謝。
新宿、マップカメラさん、ヨドバシカメラさん、京王百貨店さんに感謝。
美味なるラーメンの「玉」さんに感謝。
江ノ電の皆さんに感謝。
美しい庭の長谷寺さん、並びに大仏さんに感謝。
おいしい丼の長谷食堂さんに感謝。
古都鎌倉の象徴、鶴岡八幡宮さんに感謝。
参道のお土産屋さんに感謝。
美味しいコーヒーとケーキのビーコーヒーさんに感謝。
その他、お世話になった鎌倉の皆さんに感謝。
今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。

二回に渡って掲載した紀行はこれで終了です。
今後ともよろしくお願いします。


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