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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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瀬戸内倉敷ツーデーマーチ 2019

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本日はウォーキングイベント参戦記です。

イメージ 12019.3.9 土曜日、「第三十二回 瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」。
今年もやってきましたこの季節が。
それにしても時の巡るのの早いこと。
今回は土曜日の10㌔コースに参加する。
源平史跡コース。

参加料は事前申し込み1800円、当日申込み、2000円、これは二日間通しでも一日だけの参加でも同じ料金。
コースは10㌔の他に40㌔、20㌔、5㌔のコースがある。
どのコースを選んでも参加料は同じ。

イメージ 2主会場は倉敷市役所。
まずは電車で倉敷駅まで。
朝七時坂出発のマリンライナーに乗る。
マリンライナーで岡山まで出たらそこから山陽本線に乗り換えて倉敷まで。
八時十三分に倉敷駅に着く。

駅から歩いて市役所までは約三十五分。
少し遠いのが難点だが、これも余興の範囲内ではある。
市役所には九時前に着いて受付を済ませる。

イメージ 3弁当を注文して引換券をもらったら、食堂でコーヒーブレイク。
ちなみに、ここで注文する弁当は道中持ち歩く必要がない。
道中持ち歩くのは一枚の引き換え券のみ。
食べた後の弁当のゴミもその場で回収してくれる。
至れり尽くせりの弁当だ。
ホットコーヒー280円。
安い、が本格的な味。

さてこの時期と言えば思い出すのが東日本大震災のこと。
でも今年で発生からはや八年。
正直、記憶は薄まりかけている。

イメージ 4このイベントに参加すると思い出すのだが(八年前、ちょうど震災の翌日にこの大会があった)、普段はもうすっかり忘れてしまっている。
発生当時はあれほど衝撃的だったにも関わらず。
人の記憶とは何とも頼りないものだ。
なんとかこの薄まっていく記憶に対抗する術はないものだろうか。

とは言うものの月日と共に忘れて行くのが人間の性。
新しいものに日々追われる中で、過去のことはどんどん忘れて行かないと次のものが入ってこなくなるというのも事実。
だから忘れるがままにしておくのがいいか、それともそれに抗うがいいか、いつもそこで迷い悩み考えてしまう。

イメージ 5ただ現地の人の生活は今も大変らしく、八年経った今でも復興は道半ばだそう。
だから、まだまだ国民皆が東北のことを気にかけて上げなければならないのは確かだろう。
でも東日本大震災を巡る状況は、色んな意味において今ちょうど曲がり角に差し掛かっている時期なのだろうか。
コーヒーを飲みながらそんなことを考えていた。

さてコーヒーも飲み終わり目を外にやれば、今日もツーデーマーチは大盛況。
一抹の憂いを持ちながらも、でも今日一日は元気に楽しく歩こうではないか、皆さん。

イメージ 6
九時四十分、準備体操。
九時五十分、開会式。
東日本大震災のことばかり考えていた筆者であったが、今年倉敷は豪雨被害に遭っていた。
開会式でそれに関する黙祷があったのでそのことで改めて思い出す。
どこの人も皆大変なのだ。
追悼。

十時出発。
会場の倉敷市役所を後にして南下。
イメージ 7天気がいいので歩いていて実に気持ちがいい。
最初は細い舗装されていない土の道を用水路沿いに歩いていく。
そこからしばらく田園と住宅地が続く。
さらに進むと川沿いの土手に出る。
ここから進路はしばらく東向きに変わる。

毎度歩いていて思うのだが、この川沿いの土手は歩いていてとても気持ちのいいところ。
春の晴れた日は特に最高で、絶好のハイキングコースとなっている。

イメージ 8その後、第一休憩所の小学校へ着く。
トイレの行列がすごい。
でしばしの休憩の後、また歩き出す。

次に辿りつくのは藤戸寺。
真言宗のお寺で源平古戦場の近くにある。
寺には源平戦記のお宝などもあるそう。

ここ藤戸寺ではコーヒーのお接待をやっている。
ただしカップはマイカップを持参してないとコーヒーを注いでもらえないので注意が必要。
イメージ 9筆者はミルクコーヒーをもらった。
本格的な味で美味。
ありがたいことだ。
もちろんお参りも忘れずに。

そこから五分ほどで折り返し地点の休憩所へ。
天城小学校。
着くとすでに大勢の人が。
ここで弁当を引き換えてもらえる。
和風幕の内で料亭風の味わい。
旨かったねえ。
食べた後はその場でごみを処分してらえる、ありがたいことだ。

イメージ 10早春のうららかな春の日。
歩いて食べて、止まって撮って書いてまた歩いて。
特に変わった何かがあるわけでもないけれど、とても贅沢で素敵な時間がそこには流れている。
毎年それを味わいたくて参加しているのだ。

そして復路。
今度は倉敷川沿いを北上する。
しばらく歩くと早咲きの河津桜が咲いているところがあってそこはこのコースの絶景ポイント。

イメージ 11桜の木の下では、地元の人達がちょっと早めの花見を楽しんでいらっしゃった。
地面に敷物を敷いて寛いで。

ちょうど午後からは気温も上がってきて、まあなんというか天国の中を歩いているようなそんな気分。
まさに至福の時間である。

そして今年も強く感じたのが、道中、交差点に立って道案内と交通整理をされているボランティアスタッフの皆さんと警察署の方々の素晴らしさ。
イメージ 12的確に人の波を捌いて、道迷いや事故の危険を事前に回避してくれている。
ほんと頭が下がります。
感謝。

そのまま川を北上するとゴールの倉敷市役所が見えてくる。
十四時過ぎ市役所到着。
今年も無事完歩しました。

ゴールの後は会場内のショッピングブースで甘酒のお接待を。
イメージ 13それにしてもすごい人だかりだ。
お土産に倉敷名産の連島蓮根を買って行く。
ブランド野菜だが、とても安く販売していた。

今年もこれで春の愉しみがまた一つ終わる。
例年だとこのイベントが済むと本格的な春が来るという感じなのだが、今年はすでに春満開である。
後は倉敷の美観地区を観光して帰るだけ。
また来年、この場所で会いましょう。

イメージ 14

安全運行に務めてくれたJRの皆さんに感謝。
円滑な大会の運営に務めてくれた大会関係者の皆さんに感謝。
美味しいコーヒーの倉敷市役所の食堂の皆さんに感謝。
旨い弁当に感謝。
参加者の安全を守ってくれたボランティアスタッフ並びに警察官の方々に感謝。
今日もまた最後まで読んでくれたあなたにありがとう。


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