本日はスキーツアーの模様を。
三連休の中日。
北海道に観測史上最強の寒波が襲来していたというこの日。
朝、香川は晴れていたが、現地はどうだろう。
七時十分、実家を出発。
コンビニでおやつと水、雑誌なんかを仕込んで行く。
で、筆者の乗ったバスは五号車となっていたから、他にも何台かバスが出ている模様。
相変わらず大盛況だな。
定刻より十五分ほど遅れてバスは出発。
宇多津を出ると坂出ICから高速に乗って瀬戸大橋を渡って本州へ。
岡山を縦断して大山へと向かう。
途中、蒜山SAでトイレ休憩。
軽く降ってもいたし。
自販機で買ったカフェオレを飲む。
そこから再びバスを走らせると、一時間弱で大山に到着。
十時四十五分、現地駐車場到着。
今年も来たぞ。
麓にある大山レンタルサービスさんで着替えて、頼んであったレンタルの靴と板とストックを持ったらいざゲレンデへ。
十分くらい並んだだろうか。
その後、リフト券を引き換えて、初心者用ゲレンデの豪円山に着くと、すでに十一時二十分頃。
余談だがそのリフト券が今年からデジタルカード式の券に変わっていた。
今までは紙に印刷した券だったのだが。
でその券を読み取るために新たにリフト乗り場に機械が設置されていて、JRのイコカのように機械にかざすと自動で識別して通れるような仕組みになっているのである。
すごいな。
毎度お馴染みのカツカレーにしようかと思っていたのだが、今日の腹の具合はなんとなく軽めのメニューを欲していた。
で今回は、今まで食べたことのなかったラーメンに着目。
とんこつチャーシュー麺、850円。
しかし食堂は混雑していて、座る場所を確保するのにも一苦労。
何とか空いている席を見つけて場所を取った。
さて、期待のラーメン。
まずは一口。
本場の豚骨ラーメンの味がする。
特筆すべきはそのチャーシューの量。
写真だといまいち分かりにくいかもしれないが、けっこうなボリュームだった。
麺もコシがあってスープとの相性もぴったり。
さらりと胃に流し込めた、いい昼食だった。
じゃあそろそろ行くか。
例年のしきたりに従うと、今年はスクールに通う年なのだが、今日はなんとなく初心者コースを一人きままに自由に滑ってみたいという気持ちが強くなっていた。
という訳で今年の初滑り、行ってまいります。
で、記念すべき初滑りをしたのは良かったのだが、下まで行くとリフトがかなり混雑している。
例年にも増して客が多いのかなと思っていたら、なんと二基あるリフトの内、一基が動いてないではないか。
道理で混んでいる訳だ。
改めて係の人に聞くと、どうやら機械の故障で昨日から止まっているとのこと。
つまり一時間で二本滑れるかどうか。
ガーン。
これだと中級者用のゲレンデを使うスクールに通っていた方がよかったかも。
でもそれも後の祭り。
しかし、よくよく考えてみるとこれはこれで味があるのではないかと、ふと思った。
まあ、たまにはこういうのも悪くない。
その後、一時間半ほど滑って、休憩に。
ソフトクリームとホットコーヒーを注文。
珈琲はツアー特典のタダ券がある。
しかし、こういう所で食べるソフトクリームというのは本当に美味しいな。
珈琲もハンドドリップらしく、本格的な味わい。
今回、滑ってみて気付いた点は、やはりターンでの体重移動の大切さ。
斜面が緩い所では簡単にできるターンも、少し勾配がきつくなってくると怖さが先に立って足が板に対してつっかえ棒のようになってしまう。
そのせいで板に対して十分に体重が乗らなくなるため、ターンが浅くなる。
そうなると当然エッジも効かないから、スピードも殺せなくなって悪循環に陥る訳である。
と、こう書くと何やら簡単なように思えてくるが、これを「身体」で理解するには時間がかかる。
スポーツなどに限らず何事でもそうだが、頭で理屈を理解するのとそれを「身体」で理解するのは別物で、真の理解には時間がかかる。
自分の肉体に理論を落とし込むと言うのは、口で言うほどなかなか容易なことではない。
理屈だけなら、初心者でもふんふんと理解することができるが、それを実地で「できる」か否かと問われると話は変わってくる。
しかし、そこが人間のめんどくさいところでもあり同時に面白いところでもある。
その後、二、三本滑る。
正直、今日はリフト待ちの時間が長かったので、当初思い描いていたほどには本数を滑ることができなかったのは残念だった。
が、待ち時間の間にスキー板の使い方の研究できたりもしたし、そこで新たな気づきなどもあったりしたので、決して無駄な時間ではなかったことも事実。
でもそれも来年になってみないと分からないことなのだが。
その後、スキー後の疲れと寒さを癒すため、これもツアー特典の無料入浴へ。
ホテルしろがね荘さん。
いい湯だったよ。
その後、おみやげなんかを買ったりして。
もうすぐ春が来る。
どうか皆さんにもいい春が来ますように。
P.S.
帰りのバスの中で飲んだ酒が美味かった。
「金陵 千歳緑」、特別純米酒ながら吟醸酒のような香り高さがある辛口の旨い酒だった。
旅の終わりの心地よい疲労に沁みてくる酒の味。
最高だな。
安全運行に務めてくれた、コトバスの運転手さん、帰りの美郷観光バスの運転手さんに感謝。
旅の企画、采配の新日本ツーリストさんに感謝。
大山ホワイトリゾートの皆さんに感謝。
豪円山ロッジの食堂の皆さんに感謝。
ラーメン、ソフトクリーム、コーヒー美味しかったよ。
リフト係の皆さんに感謝。
温かいお風呂のしろがね荘の皆さんに感謝。
旨い酒の金陵さんに感謝。
そして今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。