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Channel: 文芸 多度津 弘濱書院
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スキーツアー大山

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本日は紀行です。

イメージ 12017.1.28 土曜日、「スキーツアー大山 バス旅行」、新日本ツーリスト、朝発日帰り、リフト券付往復10600円、スキーレンタル2600円、計13200円、宇多津駅七時四十分発。

七時過ぎ家を出る。
途中、コンビニで道中のお供の水とおやつ、それに夕食のための弁当を買って。
バスは定刻より二十分ほど遅れて八時前に出発。
全部で三台くらい出ているようだ。

イメージ 2バスは坂出ICから高速に乗る。
その坂出ICに向かう道中、青の山だろうかそれとも聖通寺山か、その坂道から見た車窓の風景が実に美しかった。
朝日に照らされてうっすらと橙色に輝く、霧に覆われた讃岐平野、ちょうど正面に飯野山が見えて。
いかにも冬の朝と言う感じ。
天気は晴れ。

さて高速に乗って、瀬戸大橋を渡り岡山を過ぎると中国山地に入る。
イメージ 3さすがに中国山地に入ると下界は晴れていても山の中なので天気はまた違う。
所々で濃い霧が発生しているのである。
中には視界百mもないくらいの濃い霧もあって運転手さんは大変そうだ。

バスは途中蒜山SAに寄る。
雪の降っていない蒜山SAと言うのは初めてではなかろうか。
積もってはいるけど降ってはいない。
天気はほんと最高である。

イメージ 4大山へは十一時前に着いた。
いつもよりちょっと遅い到着である。
麓のレンタル屋でスキー靴と板、ストックをレンタルして着替える。
ここの店員はいつも親切だ。
スキー靴を履く時、手伝ってくれる。
年一回限りのスキーで要領のよく分かっていない筆者にはありがたいサービス。

ちなみにこれは余談だが、今年帰りにここでスキー靴を返却した時、スキー用の自前の手袋を忘れて帰ってきた。
家に帰ってからそのことに気づいて慌てて電話をかけるとちゃんと忘れ物の届けがあったようで、丁寧に着払いで送ってくれた。
イメージ 5ちゃんと忘れ物を届けてくれた人にも感謝だし、それを送ってくれた店の人にも感謝である。
ご覧のようにきちんとした信頼できる店なのだ。

リフトに乗ってゲレンデに出て、一日リフト券を発行してもらったりしていると、十一時半に。
昼食の時間である。
今年は例年に比べると若干出遅れた感がある。

イメージ 6ちなみに、去年ここへ来た時、使い終わったリフト券の裏に住所と名前を書いて抽選箱に入れるというのがあるのだが(毎年やっている)、それでお食事券が一枚、千円分当たっていた。
長い間通っているが、当たったのは今回が初めてのことである。
で、早速その券を使わせて頂いた。

いつものカツカレーを頼もうかと思っていたら、その横に新顔のメニューが書かれてあるではないか。
とろ玉メンチカツカレー。
イメージ 7値段はカツカレーと同じ。
うーむ。
しかと考えた後、今回はこれにすることに。

しばらく待って出てきたカレー(セルフサービス)には、カツの代わりにメンチカツがどどんとのっていた。
そのメンチカツの中には半熟の卵が。
まいうー。
メンチカツの旨さもさることながら、やはりここのカレーはルーの味が最高。
普通の味なんだけど、どこかコクが深くて旨味があり、食べ飽きしない味。

イメージ 8そして食後のデザートにソフトクリームとコーヒーを。
珈琲はツアーに付いている無料券があるのでそれを使って。
ソフトクリームは濃厚で美味。
珈琲も本格的な味だ。

さて今年はスクールを受ける年。
筆者は一年おきにスクールを受けている。
なお、スクールはこれもツアーに付いている割引券があって通常
3500円のところを3000円で受講できる。

イメージ 9スクールに申し込んだ後、しばらく時間があったので今年の初滑りを楽しむことに。
去年までに修得したターンのコツなんかを思い出しながら。
それでもなんとか去年までは順調に来ていたので今年は自信があった。
なので、天気が良かったこともあり、カメラをケースから取り出したまま首に付けて滑走することに。
でもこれが命取りに。

自信過剰って恐いですね。
イメージ 10記念すべき今年の初滑りの結果は、去年までの積み重ねが全く生かされていないボロボロの滑走に。
めでたく、今年の初ゴケと相成った。
急坂で勢いがついたらそのまま、自力で減速できないという最悪のパターン。
だいぶ派手に転んだので、カメラに雪がびっしりとこびりついた。

ああ。
我が心のニッコールよ。
耐えてくれるね、この受難を。
つらいです。

イメージ 11その後、何回か滑って調子を取り戻したが。
やはり体重移動が鍵のよう。
坂の勾配がきつくなって勢いがつくと体重移動が浅くなる。
結果、曲がりが浅くなって減速できなくなるという悪循環。

しかし、この日は天気がよかったのでスキーウェアを着込んでいるとうっすらと汗ばむほど。
十三時半からスクール開始。
まずは準備運動から。

イメージ 12それから少し滑ってみて、どのくらいの力量があるかを先生に見てもらう。
結果筆者は中級の方に入ることになった。
まあホント言うとワタクシ初級と中級の間くらいの実力なんですが。
ちょっと下駄を履かせてもらった格好。

今回は、かねてより筆者憧れのパラレルターンの習得を目指してレッスンしてくれるそう。
パチパチ。

イメージ 13そのためにまず最初はハの字の滑りから。
それが出来たら今度は片足だけをハの字にする滑りを。
上手くやればそれでも十分回転できるそう。
これができるようになるとパラレルターンに一歩近づくという。
筆者も一生懸命やってみるのだが、出来たり出来なかったり。

相変わらず、急坂ではスピードが出過ぎる。
そこで先生から貴重なアドバイスを頂いた。
曰く、足の裏の位置より膝の位置が前に来なければならないと。

イメージ 14やってみると目から鱗で途端にブレーキが利き出す。
後、注意されたのは手の位置。
手を縮めて脇のすぐ傍に、まるでリスのような格好になっている、それが実に悪いそう。
そうではなくて少し手を広げて腰の高さくらいのところで前に出してどっしりと構える。
そうすると、板に体重がかかりやすくなるそう。

これもやってみるとその通りの結果が出た。
しかし、よくよく考えてみると、この二つの指摘、以前にもどこかで聞いたような。
イメージ 15そう、初心者の時に受けたスクールで一番最初に教えられた教えではなかろうか。
最近の私は、ターンの巧拙や体重移動など、小手先の技術に溺れて基本を忘れていたようだ。
今回はそのことを思い出すいい機会となった。
ありがとう先生。

ちなみに今回のスクールの先生は大山のスキー教室の校長先生だそう。
道理で一緒に歩いているとあちこちから声がかかるわけで。
イメージ 16皆から愛される人望厚き人なのだろう。
その後、筆者二度目の挑戦となる中級者コース(ちょっと怖かったです)に移ってレッスンをこなして終了。

奇しくもこの日は旧暦の元旦。
みなさんにとって旧年はどんな年だっただろうか。
今回のスキー旅行では、筆者も今まで避けていた中級者コースにチャレンジしてみました。
幾つになっても上を見ればキリがない。
それは、逆に言うとどんなに上手くなってもまだ先があるということでもある。

イメージ 17終わりがないというところにこの世の愉しみがあるのだろう。
去年、悪かったという人もめげずに今年は、少しだけ新しいことにも挑戦したりして、充実した一年にしてみませんか。
みなさんにとって今年がよい年でありますように。


安全運転に務めてくれたバス運転手さんに感謝。
その安全と旅行の段取りを采配してくれている旅行会社のみなさんに感謝。
イメージ 18美味しい昼食を提供してくれた大山の食堂のみなさんに感謝。
行き届いたサービスと真心のスキーレンタル店のみなさんに感謝。
忘れた手袋、送って下さって本当にありがとう。
リフトの安全運行など、大山スキー場のみなさんに感謝。
スキーの基本を改めて認識させてくれたスクールのみなさん、そして先生に感謝。
今日も最後まで読んでくれたあなたにありがとう。



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